【犬のしつけ】引っ張りぐせをなおすには

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飼い主さんをグイグイ引っ張ってお散歩しているワンちゃんをよく見かけます。犬が引っ張って歩くと人にとっても犬にとっても危険なことがたくさんあります。引っ張りぐせをなおすにはどうしたらいいのでしょうか。

なぜ引っ張るのか?

引っ張ってお散歩する犬は飼い主との主従関係が逆転していることが多いです。また、主導権や決定権が犬にある場合も犬は引っ張って歩きます。ニオイを嗅ぎたいなど興味のあるものに突進してしまうこともあります。

引っ張ると危険なこと

犬が飼い主を引っ張って歩くということは、飼い主よりも前を歩いていることになります。そうすると交差点などでの衝突事故、他の犬や人とのトラブルになることもあります。また、特に大型犬に引っ張られ転倒することもあります。大型犬に限らず、小型犬に引っ張られ転び怪我をした方もいらっしゃいます。

犬の自由にさせない

お散歩中に道端のニオイを嗅がせたり、犬の行きたい方向について行ったり、犬が主導権を持っているお散歩の仕方をしている人をよく見かけます。そういう方たちは、「犬がニオイを嗅ぎに行ってしまう」「こっちに行きたいと引っ張る」とおっしゃいますが、それでは犬が主導権を握ったままです。

大切なのは「ここではニオイを嗅がせない」「私(飼い主)が行きたいのはこっちだからついておいで」という強い意志です。

犬がニオイを嗅いでしまうのではなく、嗅がせているのは飼い主です。

「犬の自由にさせない」を意識してお散歩するだけでも変わってくると思います。

犬の全ての行動を禁止する必要はない

犬の自由にさせないと言いましたが、全ての行動にNOと言ってしまうと犬もストレスが溜まります。せっかくの楽しい散歩も楽しくなくなってしまいます。

お散歩中にニオイを嗅がせるのがダメなわけではなく「犬が勝手にニオイを嗅ぐ」のがダメなのです。なので、飼い主が「ここではニオイを嗅いでもいい」という所で飼い主の指示のもとでニオイを嗅がせるようにします。上手に犬の欲求をコントロールしましよう。

引っ張りぐせをなおすためのトレーニング

引っ張りぐせをなおすためのトレーニングのひとつとして、リーダーウォーク(ついて)があります。

飼い主と犬が一緒に歩き出し、犬が飼い主よりも前に出たらクルッと回れ右をして方向を変えます。そのまま歩き出しまた犬が前に出たら方向を変えます。これを繰り返し練習します。リーダーウォークの練習中は犬と目を合わせる必要はないので、飼い主のペースで淡々と繰り返してください。

お散歩に行く前に玄関先などでリーダーウォークを練習してから出かけるのがオススメです。

オススメしない犬具

  • ハーネス

ハーネスは馬や牛が荷物を引くための胴輪が元になっているので、首への負担も軽く犬からしてみれば引っ張りやすいのです。なので、どんどん引っ張ります。

ハーネスは抜けづらく、おしゃれで可愛い物も多くつけたい気持ちは良くわかりますが、引っ張りぐせをなおしたいのであればハーネスはおすすめしません。

  • 伸縮リード

手元のボタンで伸び縮みするリードです。

広い場所で使用が許可されている場所での使用は犬も楽しめていいと思いますが、トレーニングや普段のお散歩ではおすすめしません。犬をコントロールするには不向きです。

オススメの犬具

引っ張りぐせをなおすトレーニングをする上でオススメのツールをご紹介します。

  • スリップリード

首輪と一体型になっていて引くと締まるタイプのリードです。

犬が前に出過ぎている時や注意したい時に一瞬リードを引いて首に刺激を与えて教えることができます。

ずっとリードを引き続けたり、強い力で引く必要はありません。



  • 首輪とリード

スリップリードより犬への指示は伝わりにくくなりますが、スリップリードに抵抗がある方は首輪と伸縮しないリードでもいいと思います。

まとめ

犬の引っ張りぐせは、飼い主との主従関係の構築に影響します。また、犬が引っ張って歩くと危険がたくさんあります。

飼い主が主導権・決定権を持ち、上手に犬の欲求をコントロールして楽しくお散歩できるようにしていきましょう。

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