犬はとても頭がよくコミュニケーション能力に長けています。人の感情も読むことができ、経験を通じてたくさんのことを学習します。ここでは言葉を使わない犬と会話するための4つの方法をお伝えしていきます。
犬同士のコミュニケーション
犬は人のように言葉を使いません。犬同士は姿勢や表情、仕草(ボディーランゲージ)、声、行動などを使って相手とコミュニケーションをとります。初対面の相手に対して相手のお尻の匂いを嗅いで匂いを元に性別や年齢、気質などの情報のやり取りをしたりします。様々な手段でコミュニケーションをとっています。
特にボディーランゲージと表情はもっとも多く使われます。愛犬を観察してボディーランゲージを理解することも大事です。ボディーランゲージについては別な記事に書きたいと思います。
愛犬のしつけをするために、適切な指示を出したくても愛犬の気持ちを理解したくても愛犬とのコミュニケーションが取れなければうまくいきません。
人のコミュニケーションを押し付けるのではなく犬たちが使っているコミュニケーションを取り入れた方法で愛犬との絆を深めていきましょう!

犬と会話するために①エネルギー
瞬間瞬間で変わる自分の状態のことをいいます。緊張していたり、リラックスしていたり、自信満々だったり。
犬との会話は落ち着いた穏やかな気持ちでいることが重要です。
このエネルギーは周りに伝染していく性質を持っています。つまり、自分のエネルギーはすぐに犬に伝わるということです。お散歩で他のわんちゃんに吠えてしまうコの飼い主さんが「どうしよう」「早く吠え止ませなきゃ」と焦る気持ちでいると愛犬にもそれが伝わり、不安からさらに吠えることは良くあります。
犬の問題行動をなおしたい!とか、トレーニングをしたい!と思ったら、飼い主さん自身のエネルギーを整える必要があります。
犬と会話するために②姿勢・行動
犬に対してのふるまい方です。
前に出そうになる犬の前に手を出して止めたり、大型犬の場合は飼い主さんの身体ごと犬の前に出たりします。
犬と会話するために③音
吠え止ませたい、落ち着かせたい、やってほしくない行動をしそうになった時に音を使います。
私はやめさせたい行動の時は短く「シッ!」と言っています。落ち着かせたいときは長く「シーーーッ」と発します。
この音は飼い主さんの言いやすい音で大丈夫です。ですが「コラ!」や「ダメ!」などの言葉を使うと飼い主さんが感情的になりやすいです。
犬と会話するために④タッチ
体に直接触れることです。興奮状態で飼い主さんの声が届かない時には直接犬の身体に触れて、意識をこちらに戻します。
リードを引くことも間接的なタッチになります。
タッチは力加減が重要になります。力が強いと犬がどんどんタフになっていきます。
犬の興奮レベルが1~10だとして、3の興奮レベルに対して1の力では届きませんが10の力は必要ありません。3より少し強い4や5の力が必要になります。
まとめ
愛犬とのコミュニケーションは落ち着いた穏やかな気持ちで、最低限の力加減とボリュームで!!
自分がいつ、どれだけの力加減でどんな風に愛犬と接しているか(リードを引いているか)を意識してみてください。意識するだけでも変わっていきますよ!!
愛犬との生活が笑顔あふれる楽しいものになりますように!

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